───あら｡いらっしゃい｡…御免為さいね､丁度今終わったところなの｡少し御待たせして仕舞うかも知れませんけれど…御注文は如何かしら｡( と或る寂れた裏路地のバー｡"Rosendornen"と書かれた鉄製の突出し看板に導かれ､其の重厚な扉を開いた先には｡甘美な香水と美酒の混ざったような香りが鼻腔を擽り､静閑でありつつもある種の官能を孕んだジャズが耳に心地好く響く中､様々な酒のボトルが並ぶカウンターの前で 銀髪の女がちらりと此方を一瞥乍淑やかに語り掛け｡…そんなカウンター席の足元には､割れたグラスと雑にぶち撒けられた葡萄酒､更に頭部から多量の血液を流して──恐らく即死だろう──床に伏した男が転がっており､其れを視認した途端､惨く血腥い臭いが鼻を掠め｡)
店主について
容姿､性格等: バー"Rosendornen"(薔薇ノ棘)を経営する女主人｡本名は誰も知らないが､""Alice"と呼ばれている｡緩く巻かれた銀色の髪に､翡翠色の瞳｡身長は160糎｡胸はF~G程｡上は白シャツに黒ベスト､ボルドーのネクタイを結び､下は黒色パンツスタイルにサロン､同色のハイヒールを身に付けている｡基本的に物腰が柔らかく淑やかな印象を受けるが､其の素性はと言えば"元殺し屋"｡多方面の人間に恨みを買っているので､営業中に面倒事になることも屡々｡カウンター内には愛銃達が常備されてある｡本人曰く､一応今はバーの経営が本業だとしているが､実際のところは定かではない｡
募集要項
世界観に合う者なら老若男女不問｡常連客､一見さん､同業者､用心棒､復讐者等々｡ファンタジー寄りな設定や持ち込みも大歓迎｡緩いロル遊び~シリアス､戦闘から､軽いセクハラ､裏展開(鍵推奨)迄なんでも｡初回時pf･接触ロル頂けると有難いです｡
【 Alice 】
223 【 Alice 】
ん…､───此れで少しは､苦労も和らぐってものかしら｡( 白馬の描かれた蒸留酒と"DRAMBUIE"と記されたリキュールを熟れた所作で混ぜ合わせ､出来上がった香草と蜂蜜の匂いが馨しい美酒をぐび･些か乱暴に呷ると細く嘆息洩らし､錆びた釘の様な色味の其れが渇いた喉を潤して｡)
224 【◆r1Sl8gDBVU】
────こんな所で何をしているのかな､御嬢さん?｡(冷たく重い雪が降り注ぐ大通りに黒塗りの高級車が数台現れ､緊迫した様子で大勢の集団が物々しく何かを捜す様に駆け回る姿を追う最中､視界の端に物陰に隠れ身を潜める銀髪の女を捉えては気付かれぬように回り込み背後から音も無く近付き､後頭部へ銃口を宛がい乍低く囁き問い掛け｡)
225 【 Alice 】
───…､嗚呼､嗚呼｡わたくし､凍えて仕舞いそうで｡何処かで暖を取ろうと思ったのだけれど､とうとう迷って仕舞って､困っていましたの｡( 捜査官達の呼び掛け合う声と彼等の雪を踏み締める靴音に紛れて此方へと歩み寄る男の気配は完全に掻き消され､遂には背後を取る事を許し｡重々しく冷酷な拳銃の先端を後頭部に宛われるや否や､其の存在と極めて不利に陥った状況を理解し､然し乍声色に困惑を乗せ憐れな淑女を演じて｡"──ですから､ソレを少し退けて頂けませんこと?"､先の科白よりも沈着さと厳粛さを孕んだ調子で一言付け加え｡)
226 【◆r1Sl8gDBVU】
────ほほう､其れは可哀想だ｡暖を取りたいのなら､我が館へ連れていって差し上げよう｡(身も凍る寒さの中での不穏な状況に自身も巻き込まれたくないと秤に紳士の仮面付けた儘周囲に気配悟られぬ様静かに続け､然りとて警戒を解くには早いと銃口は突き付け離さず､"──…一応の安全対策だ､悪く思わないで呉れよ｡"彼女の科白に窘めも含んだ声色で返し､手早く黒布にて両眼を覆い隠し頸許へ腕を回し軽く絞め上げ酸欠状態へ持ち込み｡)
227 【 ??? 】
───"公安だ｡銃を下ろせ｡"( 視界を奪われた挙句酸素の供給も絶たれ抵抗も適わず徐々に朦朧と霞む意識の中､沈黙を破ったのは凛とした男の声｡此の場に最も居合わせて欲しくない､そんな存在の登場に喪失目前だった意識を取り戻すと共に､彼女を捕えて居た男も又怯まざるを得なかった様で､気道の圧迫が僅かに緩んだ隙を縫って拘束を解き､ふらリと眼前の通りへと歩み出で｡何時の間にか捜査官達の消え失せた其の小道から､ふと背後を振り返ると､公安の姿を借りた仲間の男が､恐らくは"逃げろ"､と顎で合図を送るのを視認し､其の儘場を後にして逃亡を｡)
間が空いて仕舞ったから､炉留遊びがてら締めさせて貰ったけれど､好ければ亦御相手して頂戴ね｡
228 【 Alice 】
───頼んでもないのに助けに来るだなんて､馬鹿な男｡本当､呆れるわ｡( 雪空の下で白い呼吸一つ､はふリ･と吐き出し｡)
229 【◆r1Sl8gDBVU】
───先日は余計な邪魔が入ってしまって､君との貴重な時間を無駄にしてしまったよ｡(降り頻る雪に紛れ路地裏の暗がりから心底不愉快といった調子の声を発し､乾いた銃声と共に彼女の背後に斜め後ろに掲げられた廃墟のパブの看板を撃ち抜き｡)
230 【 Alice 】
───如何にも最近､尾けられて居る気がしてならないわ｡専属のボディガードでも雇ってみようかしら?｡( くす｡/ 上げ落ち陳謝｡)
231 【 Alice 】
───…､執拗いのがいけないのよ｡悪いのは､貴方｡然うでしょう?｡( カウンター席から転がり落ちたのだろう､床に仰向けの状態で斃り無様を晒す男｡眉間にぽっかリと開いた疵穴から延々と垂らし無く鮮血が溢れ､まるで悪魔でも見たかの如く酷く引き攣った表情と､瞼に収まり切らず飛び出して仕舞いそうな程に見開かれた､其れでいて生気の宿らぬ瞳に､"白けたわ"と言わん秤に淡白な調子で語り掛けるも当然返答が起こる訳も無く｡)
232 【 Alice 】
……惜しいわね､ハズレを引いちゃったわ｡( 以前使用して居た"仕事用"の無線機が壊れたが為に先日新調したばかりの品を試しに耳へと宛い｡普段は髪の後ろに隠れた──如何やら先天的な物らしい──妖精の様に先端が尖った形状の右耳に､然して其れは馴染まず､落胆の嘆息を一つ洩らす店主｡)
233 【 Luka 】
久し振りだね､今夜は開いてるのかな｡( 店の明かりが灯っているのを外から確認し､重厚な扉を開け中を覗いては何やら耳許で器具を弄くる彼女の姿が眼に留まり声を掛け｡ )
234 【 Alice 】
───いらっしゃい｡暫く振りね､…嗚呼､御免為さい､直ぐに片付けるわ｡( 今日も亦来客は見込めぬだろうとカウンター上に機器を散らかし作業に没頭して居た処へ見知った男が現れ､反射的に歓迎の挨拶を口にするも､尖耳を晒した儘に些か荒れた机上を再視認すれば油断して居た事を自覚し肩を竦めて片付けを｡)
235 【 Luka 】
気にするな､なかなか面白い機械を持っているんだな｡────ウオッカをロックで頼む､君も一緒にどうだ?｡( 不意を衝かれた様子ながら手際良く片付けるのを眺め､其の中に無線機らしき物を確認するも深く詮索せずに酒を注文し､共に酌み交わそうと誘い｡ )
236 【 Alice 】
又暫く店を空けて仕舞ったわね｡───今日は抱えてる"仕事"も無い事だし､気晴らしも兼ねてカフェタイムから営業してみましょうか｡…然う､此の前仕入れたアプリコットの紅茶と､林檎とバニラを混ぜた水煙草の相性が迚も好くって､最近の御気に入リなの｡好ければ此の昼下がリから､私と一緒に如何かしら?｡( はふリ･上品な甘みを含んだ煙燻らせ乍相席勧め｡)
237 【 Alice 】
閑古鳥が鳴いているわね｡