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▼コメント[必須]>>10 > 嗚呼、間違いを訂正為よう…確かに俺も象の記憶には興味を示して仕舞った。詰まり、其れと同じ様な物なのだろう?。普通の人間から見た象の記憶等娯楽に成り得無いと云う結論の元君にも其れを当て嵌めて仕舞って居た様だ…が、流石に蛇の考え迄読み取る事は難しいと言わざるを得無い。全く、君の話を聞く限り更に間違いを修正為無くては成ら無いじゃあないか…種族の中で特に特異なモノに感心を示す人間が多い様に、君も特異な存在に対しては興味を持つ、と。君は其の語り口以上にニンゲンに対為る興味が有るらしい。──…はて、"僕"と"俺"。此処では判別の為に呼称は僕君と俺君に為るか。一つの身体、と云う表現が君に対して適切なのかは解ら無いが…両人同時に発現為て居るか。運命序でに人格の抽出を行った場合片方が残るのか両人共抽出為れるのか…仮に研究成果通り片方のみの抽出に成功為た場合仮初の肉体に移す事が実現為た場合、両人を其々別の仮初の肉体に移す事で新たな側面が発現為るのか其れとも脱殻に成るのか。嗚呼、興味が尽き無い。別に禁忌の一つや二つ位如何でも良いが何分貴重なサンプルを壊して仕舞う恐れが有る…矢張り却────失礼、つい癖の様な物が出て仕舞った。赦して呉れ給え。待て、待て。自負が有るが記憶を見せるとは言って無いだろう?。今此の認識が崩れ"此奴本当にニンゲンか?。"何て疑惑を持たれる可きでは無いと判断為て辞退為せて欲しい…映し出す記憶を選択出来無いのならば或る意味ショッキングな映像が流れて仕舞う事も有るだろうしね…更に言えば随分君有利な取引に見える。依て、君の唾液、血液、鱗一枚を頂けるのならば記憶を見せて差し上げよう、如何かな?。ははは、努力を為るとは言ったが無理だろうね…如何為ても考察為て仕舞う性分で少し抑えると云った事は可能かもしれないが、然う…例えば激昂状態ならば頭を空に為て話すだろう。後は煩悩に支配為れた時位か…流石に物理的には御免願いたい所だよ。…全く、安易に禁忌の存在だと暴露為ても問題無いと踏んで居るのかは解ら無いが、禁忌の存在に為ては気安過ぎるのでは無いだろうか…一個人が会話出来る存在では無いだろうに。巨人は未だ良い、此処で神が出て来るとは些か驚く必要が有るか。はあ、神に関わると碌な事が無いとは言うが…果たして俺の身にも何か面倒な厄災が降り掛かって来るのかね。…矢張り毒持ちか、危ない危ない。検証の為に彼是試したく成る欲求を何とか落ち着かせる事が出来たよ。想像を絶する痛みなんて受けて仕舞えば俺の様な矮小な存在は直ぐに絶命に陥って仕舞うのだろう…黒蛇君を此方に寄せ無いで呉れよ?。一人称視点だからこそ信頼の得られる情報だと云うのに、其れを改造為ようだなんて勿体無い…仮に三人称視点に成った場合記憶の映しに対して何らかの手が加えられて居る証左に成って仕舞う。其れでは信頼度がガタ落ちだ、記憶再現映像では無く記憶が見たいのならば其の儘で在る事を強く御勧め為るよ。…別に成果を共有為る事に対して抵抗が有る訳では無いが、僕君の方は其の様な知識を深めたい訳か、知識欲を満たすに値為る物が得られたら提供為るとしよう…逆に俺君は下世話な話の方が好みかな?。実験、ねえ…中々に物騒な事を話すじゃないか…神の身で在れど実験が必要、或いは知識を司る何かなのか。まあ考察為た所で神様の超常足る概念に片足すら踏み込めるとは思わ無いがね…屹度神様にも神様也の憂いが有るのだろう、此の様な場所にさえ出没為る程度にはね。手厳しいじゃないか、確かに無意味なのかもしれないが折角作成為たんだから使わ無い道理は無いだろう?。色も此の様に出来て仕舞った、と言う他無いが…一応は役に立つ物さ。…おやおや、中々にサービス精神が旺盛じゃあないか。其処迄魅せて君に何の徳が有るのかは定かでは無いが…御言葉に甘えて観察為せて貰おうじゃあないか。…とは言え、ニンゲン如きが相手だからか非常に敏感で無防備な姿を見せるのも厭わ無いと。いやあ、此の時許りは自分がニンゲンで在る事に感謝せねば成ら無いね…何せ神様と巨人のハーフの無防備な姿を拝む事が出来るのだから。…てんてこ舞い何て其の辺りを歩いて居れば目撃出来る物だと思うが…とは言え日々の研究はてんてこ舞いと言っても過言では無い。然し…今の姿は先程俺の首を横切った黒蛇と似通う物が有る、…と為るならば僕君と俺君に何か関係が有るのだろうか。まあ其の様な事は如何でも良いか、何依り其の機構が気に成る。さて…。( 水嚥下為る最中背後に眼差し向け存在為る筈の者が黒蛇変化為た事態に好奇心発露、足早に衣服上鎮座為る生物目前迄移動為るや先程受けた忠言完全に忘却為せつん、つん。食指にて体躯小突き。 ) 興味の無い事柄を長時間聞く事程眠く成る事は無いだろう…若しやと思ったが安眠導入だと思って呉れて構わ無いさ。──…其れでは興味を唆りたいと言って居る様にも聴こえて仕舞うのは少々穿ち過ぎだろうか。まあ良いさ、亦何時でも来て呉れ給え…君の所と違って今は未だ辺鄙な応接間しか通せ無いがね。……近々挨拶にでも寄らせて頂くと為よう。
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sage
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