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▼コメント[必須]>>7 > 「諸君、我々は一体何者であるか答えられる者は居るか」 グリセント王国軍人が整列し、その周りで剣を構えるルーゲインが並ぶ中、壇上に上がったグリセントの王であるクシャル国王は兵士たちに問いかけた。 「我々はグリセントを築き上げて来た勇ましく懸命な者達の血を引く、誇り高き人間である……しかし!その勇ましさを!懸命さを!長き歴史の中で侮辱して来た者達が居る!」 国王は声高らかにして戦士たちに戦うべき敵が何をしてきたのかを叫ぶ、そして、戦うべき敵の正体「ナードゥ国民の半数を占める貴族達である!」と続けて叫ぶ 「彼らは自分たちの功績かのように我々の先祖から搾取した鉱物資源で私腹を肥やし、我々の先祖を鉱山で動く部品として見下し、先祖の仲間や友が倒れた時は虫のように蔑んだ奴らを、我々は許す事が出来るだろうか!否!許されるものでは無い!」 兵士たちは国王の演説を聞き、戦うべき敵を恨む 「我々はこの戦いに勝って初めて、侮辱を振り払った勇ましく誇り高き血を引く人間になる事が叶うのである!」 国王の叫びに兵士たちは腕を上げ雄叫びを挙げ、ルーゲインは剣を天へと掲げる、これから始まる地獄を前に兵士たちは希望を抱いて向かって行くのである
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sage
画像あぷろだ(画像URL取得)